エピソード1

そもそもなんでそんなに引越しが大変だったんだろう。
普通2トントラック🚚4台で一回運べば終了するのではないかしら。

山間部ということもあって、2トン以上のトラックは無理だったとはいえ、
4台が3往復しても運びきれない
大量の荷物だったのです。

まず7個のタンスを全て自室に入れたいと言い張る母。着物命、洋服命の母は断固として荷物を減らすことを拒否。

引越し屋さんが(冗談で)「4台のうち2代は崖から落ちてしまったことにしましょう。」と言ったくらい母だけですごい荷物でした。

それにも増して私たちの段ボールの数といったら!!

引越し屋さんのトラック以外に自分たちで毎日二週間かかってやっと荷物を運び終わって、しばらくは「嫌いなものは?」ときかれたら、すぐに「物です」と答えたでしょう。
そんなわけで各部屋天井までの段ボールの中に人一人やっと通れるスペースを、トイレとお風呂場まで開けただけの状態(家族の人数分の布団スペースもプラス)で途方に暮れる日々が始まったのです。

でも人間、慣れって恐ろしい。
やっと荷物を全て運び終わったという充足感で、すぐには片付ける気力がなく、そのうち段ボールの山が日常の風景になって行ったのでした。


一念発起したのは、そろそろ暑くなって来たから。このままじゃ着る物がないっ。

毎日毎日段ボールの山と格闘して秋までには8割がたなんとか段ボールも減っていました。

でもまだまだ。クリスマスまでにはなんとか終わらせたい。頑張らなきゃ!

週3くらいで通った飯能にあるクリーンセンターのおじちゃん達ともすっかり顔見知りになった頃、奇跡的に片付けが終わったのでした。

ゴールデンウィークからクリスマス前まで、長い、長〜い7カ月でした。

sentoken

埼玉県飯能市。 里山の景色が広がる自然豊かな場所で 陶芸・モルタル・タイル・コラージュ等を 庭の植物と一緒に楽しんでつくっています。 商品(オーダー含む)、陶芸・モルタル造型教室のお問い合わせはメッセージまで。 どうぞよろしくお願いします。

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